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荒れる2009年
2009/01/29 20:08:41 ブログカテゴリ 日常 | 書庫 私の仕事の事
消費低迷、消費マインドの低下・・・・日本全体を不穏な空気を覆っています。昨年年末より企業倒産や民事再生法の申請など戦後2番目の多さとなりました。

バブル後には不動産・建築会社と、憂き目に会う業界は限られていましたが、今回は少し趣が違うようです。製造業や小売業、大手企業など、業種業態は万遍なく・・・・ましてや一概に金融危機が原因ではない印象を私個人的には持っています。

先週展示会期間中、大手宝飾チェーンが民事再生法適用を申請。ここはCMも積極的にやっていたので一度は見たことあるでしょう。取引先や納入業者の皆さんは今後の成り行きを静観しています。この企業は、ピーク時に1200店舗を日本全国に展開、年商1853億円を計上していましたが、多店舗展開が裏目に借入金の膨らみに耐え切れなくなり店舗削減を行い、現在は190店舗程にスケールダウンしましたが万事休す。今回の処置になりました。




今日は、北の大地、北海道で歴史のある大手百貨店が民事再生法適用を申請したとニュースがありました。北海道の名門中の名門。創業者は、新潟県三条市出身の開拓移民者でした。

ここの百貨店は何度も仕事でお邪魔した事があり、懐かしい所でもあります。知り合いも多くいますし定期的に連絡も来ていましたからそろそろかな・・・とは感じてはいましたが・・・



今井藤七翁。幼少の頃から苦労を重ね、父の頑固な性格が仇となり無実で投獄され、家命復活の場所を北海道に決心し一族郎党、移民をしていった創業家です。

その後も一族経営は続き、バブル時代の多角経営が足かせとなり、不採算事業の切り離し、道内にあった不採算店舗の閉鎖などあらゆる手建てをしましたが万策尽き・・・・



1990年代から、メインバンクの北海道拓殖銀行の破綻や地域不景気の煽りを直に受ける形となり士気も低下、販売業績も伸びず、祖業者のが日本国内初といわれる正札販売(昔は大人料金・子供料金があったそうな、今で言うセールとは違うようです)を始めて子供料金に果てしなく近い値段設定をするなど消費者側に立った、経営理念も開拓魂と同じほど先見眼を持っていたようです。


後を任された物たちは中々うまく行かないのでしょうか・・・何か構造的に問題があるのだろうか・・・いや、しかし・・・日本の企業は世界的に見ても長寿の企業(100年以上)が世界で一番多い国だそうです。



今井家の商売心得のいくつかを紹介しましょう。


商売は人生の持久戦

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勝利を得ようと思ったら平凡にやれの一言に尽きる。道は近くにあって遠くにはない。日常、特別にかわったことや奇想天外なことをやるのではなく、平凡なことを非凡の努力を払ってやることが大切だ。つまり、平凡な仕事のなかに自己を没入し、一生懸命働き、自己の精神をその仕事に傾けてこそ事業は成功する。実業家は経済・財政・商業の知識を常に向上してどんな難関にぶつかっても、これを静観し、機を見るに敏でなければならない。そこに商売の神髄をつかむのが商人の本命。
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商人は順調の時だといって心を許していると失敗する。不況だといって、いたずらに悲観しているばかりではなお能が無い。不況の時にこそよく熟慮し先を考えることだ。 

と常日頃から言っていたそうです。

残念な企業が1つ去ろうとしています。今井藤七翁享年67歳。1871年4月(明治3年)新潟から渡道。翌1872年創業。  



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